みなさんお疲れ様です、M1の横山です。 今回は森岡研究室での研究テーマの一つについてお話しようと思います。 その研究テーマとは、ロボットが仕事(データの取得や共有)をしたらお金をもらい、なにかのデータを利用するときはお金を払い、お金が少なくなってきたらまた仕事をしてお金を稼いで、、、みたいなまるで人間の社会のようなロボットによる自律的社会の確立です!
ロボットは基本的に自身に取り付けられているセンサしか利用していなく、得ることができる情報は限られています。そこでロボットがネットワークを構築して、情報のやりとりを行うことで、より多くのデータからよりよい意思決定を行うことができると考えています。このようにロボットが自律的にデータを取得・共有・活用していくようなネットワークを目指しています。
ではロボットが自律的にデータを取得して、共有して、、、と行動を起こすためにはどうすればいいのか。。。そこで私は『お金』に着目しました。私たち人間もなんかよくわからないけどお金がなくては生きていけないので、お金を稼ぎに仕事やバイトをしていますよね?
それと同じようにお金を稼ぎたいロボットが勝手にデータを取得してきて、共有していく。こうすることにより結果的に様々なデータが蓄積されていく。そうしてロボット社会全体として多くのデータを保持することができ、共有されたデータを利用することで他のロボットも効率的な行動やよりよい意思決定を行うことができるようになる。そんなことを考えています。
ただなんの意味もないデータを共有されてもあまり嬉しくありません。そこで取得するデータ自体に価値の概念を取り入れます。価値の考え方は様々ですが、ロボットがよく通りやすいところ、古い情報をアップデートするようなもの、、、などなどたくさんあるかなと思います。この価値の考え方を利用して、ロボットがより多くのお金を求めて、より価値の高いデータを共有する。こうすることでロボット社会全体として価値のあるデータ数も増えていくかと思います。
以上、ロボットの自律的社会の確立についてのお話でした。 大富豪のようなロボットがいる一方で全然お金を稼がないニートみたいなロボットが生まれる、そんなことも将来的のロボット界では起こってしまうかもしれませんね。