OSではないOperating System

2019年09月18日

初めまして、学部3年生の柴田です!今回が初めての投稿になります。

約一か月半にも及ぶ夏休みも終わろうとしていますが、我々三年生は研究室に配属されてから初めての夏休みということで、教授からそれぞれが興味のある分野に合わせた宿題が出されていました。

その中でも私が取り組んでいるのはこちら↓

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「ScamperによるROS&Raspberry Pi制作入門」という本で勉強しています。 Scamperの実機自体はないのでUbuntu上でコマンドを実行しているだけですが、それでも、ROSを利用したシステムがどのように動いているのか、その全体の流れをつかむには十分な内容になっています。

ROSというのは「Robot Operating System」の略です。文字だけで解釈するとWindowsやMacのような類のOSだと思ってしまいそうですが、実はそうではなくロボット用のミドルウェアとして、既存のOS上で動くフレームワークです。

ROSが広く利用されるようになる前まではロボットシステムを開発する際、開発者がそれぞれ独自のシステムで開発していたため業界全体で技術が広まりにくいということが課題だったそうです。

しかし、ROSの登場によりその問題が解消され開発のスピードを上げることにつながったんだとか。Amazon物流センター内のロボットや、SONYのaiboにも利用されているみたいです。

日常生活の様々なところで技術の進歩により、より便利に暮らしやすくなっていくのを実感してきましたが、今回のROSのように技術の世界でも難しく面倒な所がどんどん解消されていき、常に研究開発しやすい環境へ変化し続けているのを感じました。

私もそんな世界に置いて行かれないように新しい技術に対してアンテナを張っていたいと思います!