学部3年の柴田です。
先日、つくば市で開催されるつくばチャレンジの実験走行に先輩のお手伝いとして参加させていただきました。
つくばチャレンジとは、毎年つくばで開催されている街中でロボットを自律走行させる技術チャレンジです。様々な組織が参加し、超実践的な空間での実験を通して自律走行の性能向上を目指しています。
指定された実験走行の日程内で調整し、一本勝負の本走行の日に備えます。今年の本走行は11/10です。
そんな現場に今回初めて行かせていただいたのですが、「決められたコースを走行させる」という単純な実験の中にも奥深さを感じました。
まず目に着いたのは、それぞれの用途に合わせた外装やセンサです。センサでどんな情報を取得するかによってロボットができる動作の可能性も変わってきます。ソフトウェアの研究チームだけでなくハードウェアの研究を行っているようなチームも当然いるらしく、特徴的なロボットがたくさん走っていました。
また、それぞれが想定している環境によって目指すものが変わってくるというのも感じました。例えば決められた空間内を安全に走行させるためのロボットなら、走る場所の地図を取得しておき、その中をいかに安全に、ズレなく走行できるかが重要になります。
対照的に、あらかじめ走る場所の地図を取得しておくことができないことを想定したロボットは、GPSなどの限られた位置情報や、ウェイポイントを基に強化学習などで得られた結果を用いながら目的地にたどり着くことを目指します。
なので
そんなことを教わりながら他のチームのロボットをみて、どんなセンサが入っているのか、どんなソフトウェアで動いているのか、どういう動作を目指しているのかを考えるのは結構面白かったです。
未熟な自分がわからないなりに書いてしまいましたが要するに感想としては、「普通に走ってる」だけで結構すごいんだなって思いました。
普段学んでいた技術を実践の場でたくさんの人がガチになって応用している場を見れたのはいい経験になりました。