データによって支配される世の中に!?

2019年11月22日

皆様お久しぶりです。何度目かの投稿になるB4のイベント担当渡辺です。今回は少し真面目に僕の研究内容をお伝えしたいと思います。

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最近はAirbnbやUberEatsなどをはじめとしたシェアリングビジネスが流行っていますよね。Airbnbは家のシェアリング、UberEatsは時間と労働のシェアリングといったところでしょうか。そんなサービスでよく見かけるのがユーザの評価です。この人は良いホストだとかいろいろ書かれていますよね。

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僕の研究はそのようなユーザ評価の部分に焦点を当てた研究で、テーマは「センサー情報による自転車運転の挙動分析」です。かみ砕いて説明すると、危険な運転をする人には、低評価を与え、安全に運転している人には高評価を自動的に与えられるようなシステムを作ろうとしています。

実際に、車社会ではテレマティクス保険というサービスが実用化されていて、安全運転を継続している人は保険料が安くなり、危険運転を繰り返す人は保険料が高くなるというビジネスモデルで運用されています。

今現在僕がやっているのは移動経路のトラッキングで、主にRTK-GNSSというものをつかっています。 これが実際に自転車で走った経路をトラッキングしたものになります。 img 黄色いピンがandroid端末から得た位置情報で、赤い点線で結ばれたものが衛星から直接送られてきた位置情報(android端末から得た位置情報とほぼ同じもの)で、黄色の点線で結ばれたものがRTKのメカニズムで補正された位置情報(説明すると長くなるので割愛します)です。

黄色の点線は他の2つに比べて明確に正しい位置情報が得られているのがわかりますよね。 以下の2つも見比べてみましょう。

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上がまっすぐ走ったもので、下が蛇行運転したものです。このように、正しい位置情報が取得できると、運転の仕方がはっきりとデータとして得ることが可能になります。

最後に

今はまだトラッキングデータを取っている段階ですが、卒業に向けてより多くのデータを取得して、少しでも役に立つ成果を残したいと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。